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2019/12/17 ロボット王国日本どう進化

日経に標題の記事が載った。

日本がグローバル市場で異質な事を示す端的な例だ。

 

『工場のデジタル化・巨大化が進む世界の潮流と、多品種少量生産の中小工場が多い国内の需要はかみ合うだろうか。安く高性能のロボットを開発できればいいが、国内市場はさほど成長を期待できない。何もないところにいきなり最新鋭設備を入れる中国と、古い設備も残る日本とでは前提も大きく異なる。』

 

日本のメーカーは、日本の消費者の厳しい要求に応える商品を作るには高いコストがかかる。

それを安くするには大量生産しなければならない。

しかし、世界ではそんな品質は余計で安い方がいいから日本商品は売れない。

少量で安い商品を作らなければならない日本メーカーはスタートから厳しい競争を強いられる事になる。

日本は少子高齢化が進むから、ロボットを労働力にしなければならない。

外国人に徒らに頼ると将来に禍根を残す。

狭い国土にひしめき合う、要求の高い同質社会は、グローバル市場から取り残され、徐々に後進国に落ちていくのか?

異文化を認め、細かい所はラフな簡便商品でも満足して認める鷹揚な消費者に変化して行くのか?

私には後者しか無いと思えるのだが。