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アプリと私

スマホと付き合って十数年、数え切れないアプリを使って来た。

無料が多いが有料も多い。無料が当たり前でスタートしているので比較的有料は少ないが後からオプションで有料にする事も多い。

「只ほど高いものはない」と教えられ、納得しているのに何故アプリは無料を選択するのだろう。

個人情報を吸い上げられる、見たくもないCMを見せられイライラする。

理屈を考えればお金を払う筈なのだが。

 

さて、その話ではない。

新しいアプリに貪欲に手を出して来たが何故か?

①公私を問わず利用する事が便利だった

②同じ機能でも、新しいアプリはどんどん進化していた

③新しいアプリがどの様な追加機能を備えているか興味があった

④直接役に立たなくても新しい体験が出来る

これらはスマホの進化により助長されて来た。

 

最近の様にスマホの進化が停滞すると④が目的で購入する事が多くなった。

日常生活でもそうだが、新しい物(服、道具等々)を買う時に、ついつい「使えるか?役に立つか?割安か?」と考えがちだがそれを戒めている。

「新しい体験を買う」と考える様にしている。

ずっと真面目(?)に仕事をして常識から外れず「つまらない奴」と言われても羽目を外さなかった。

そんな生活を卒業した。

だから赤い服やパンツを着る。

実際に赤い服を着ると自分が変わるのが分かった。

人から見られる事を意識する様になった。

相変わらず派手な行動は苦手だが、ヒトの評価を気にしなくなった(妻は前からそうだと言うが)。

新しい体験はお金では計算出来ない効果をもたらしてくれる。

それを得られると思えば、価格で判断して諦めるのは勿体ない。

 

新しい体験は、失敗もあるし継続しない事も多い。それでも良い。

しかし思わぬ余録もある。

失敗の山から時々光るものが現れる事もある。

何より楽しい。

それは何物にも代え難い大切なモノに思う。

とは言いながら、全てのジャンルで新しい体験に挑戦する訳ではない。

そこまで勇気と時間はない。

対象を絞った方が冒険はし易い様だ。