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20/3/3 パソコンと年寄り

最近、Windows10パソコンを買って初期設定で苦戦して電気屋さんの出張サービスを受けた人の話を聞いた。

聞くとそれほど難しい事では無いが分からない人には乗り越え不可能な問題なのだと思い至った。

私は、長くWindowsパソコンを使っていた。

Windows95からだから20年以上も付き合った。

その間、仕事を家庭に持ち込む事になるがパソコンが好きでプライベートでも買った。

都合4台を買ったが、ディスクトップ型は大きな箱を開けてから使える様にする迄時間がかかった。

当時はWiFiなど無いが付属パーツをきちんと接続し手順通りオンしないと上手くいかない。

問題発生すると、パソコンメーカーか内蔵ソフトか、通信回線(当時は光回線前でADSLいやもっと前で電話回線)の問題かで、どこに問い合わせたら良いかも分からなかった。

今でもそうだが、パソコンはトラブルが避けられない不完全な器械なのだ。

まだましなのはノートブックタイプだった。(訳の分からない人はノートタイプがお勧めでしょう)。

ところが、4年前に購入したアップル社のMacBook はノートブックという事もあるが立ち上げが早かった。ほとんど何もせずに使える。

もっとも、Windowsしか操作した事のない身には不慣れに伴う問題はあったが、とにかく直感的な操作でできる事が多いので、慣れると楽だった。

その後はMacBook を趣味にフル活用しており切り替えは成功だった。

Windowsパソコンはアップル1社のMacと違ってパソコンメーカーが多くOSが共通でも購入時期によりバージョンが異なったり、乗っているソフトが違う事が多い。

だからかなり幅広い知識を持っていないと問い合わせに答えられない。

いずれにせよ、社会にインターネットが必須になり、その利用にはスマホ・タブレット・パソコンのいずれかが必要となる。

身体が言うことを聞かなくなる年寄りほどインターネットを利用して社会との接点を維持しなければならないのに、IT器機は年寄りに優しくない。

IT器機メーカーと老人利用者をつなぐ安くて利用勝手の良いビジネス(本当はボランティアがベターだが)が立ち上がるのを期待するのは私だけだろうか?