インターネットの黎明期は1985年〜1994年。
インターネットの普及開始期は1995年〜2000年。
この区切りで興味深いのはパソコンOSのWindows95である。
この操作のし易いパソコンが家庭用として大ヒットした事がインターネットの普及に貢献している。
私も初期のパソコン通信を始めた頃で個人用に購入した記憶がある。
それは大袈裟かもしれないが、人類を後戻り出来ない世界へと導くことになった。
それ以前は映像を通じて拡散する情報も専門家の手を通じて編集され流されるので一定の管理下に置かれていた。
しかし、インターネットの普及は全ての人が情報を発信出来る事を意味する。
これは多くの人々に「自由」を与えた。
しかし、一方で世界を無秩序におとしめた。
米国は過去の覇権を失い、国際機関も無力で戦争やテロを抑止出来ない。
個人の在り方も昔は特異な存在として一人で悩んでいた事が少数とは言え同じ性癖の仲間の存在を知り一定の居所を確保する出来る様になった。
この様に良い点も悪い点も拡大したインターネットだが、我々はもう以前の世界の有り様では無い事を認識する必要がある。
過去の歴史を遡り現在を生き抜くと言う事が出来ない時代を生きていると理解しなければならない。
もう羅針盤の無い時代を生きているのである。
この時代にデジタル難民として生活する事はどうなのだろう。
次回以降少し考えてみたい。
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