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20/4/30 スマホのアプリを閉じるのはNGだった

スマホを使い始めて10年、こんなに大きな勘違いは無かった。

多くのアプリを使っているので、バッテリーの無駄と思い時々マルチタスクにしてスワイプしてアプリを停止していた。

それは全く無駄でありむしろ害になる。

気になってネットで幾つか検索して確認した。以下その記事から、

『アプリを閉じるのは止めよう。そんなことをしてもまったく役に立たない。

なぜそうなのかを知りたいなら、“マルチタスク”がどのように動作しているか、基本を理解すると役に立つだろう。

 

iOSでは、アプリには5つのステータスがある(Androidでも設定はほとんど同じのようだ)。

1.「Not Running」はわかりやすくて、起動していないアプリは“動作していない”ということだ。

2.「Active」は、スクリーン上で起動している状態だ。

3.「Inactive」の状態は、アプリが“最前面”にあるが、アプリを開いたままロック画面にするなど何も動いていない状態である。

4.「Background」は、アプリは前面にないけれどメール確認や最新ツイートを取得するなどの動作をしている状態で、

5.最後の「Suspended」は、アプリがバックグラウンドにあって、何もしていない状態だ。この状態のとき、アプリはメモリーを確保しているが、動作は何もしていない。

 

AndroidでもiOSでも、アルゴリズムを用いたメモリー管理が行われている。

一般的に、しばらく休止状態にあるアプリや必要以上にパワーやメモリーを使用しているアプリなど、終了するべきと判断されたアプリは終了される。

こうしたアルゴリズムは、ユーザーがデータを必要とするときや、再びアプリを開く必要があるタイミングなどをよく理解している。

すでにメモリーにあるアプリは、イチから起動する場合よりも素早く開く。

これは、コンピューターを完全に再起動するよりもスリープを解除するのに似ている。

よって、すべてのものをそのつど強制的に開き直したり再起動したりするよりも、システムに任せておいた方がはるかにいいのだ。

バッテリーうんぬんとは別の話で、そうした強制的な操作は、スマートフォンの動作を遅くしてしまうのである。』