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20/8/13 コロナ後社会はどう変わる

 

1.【グローバル経済は既に行き詰まり、コロナで立ち止まり見直す契機となる】

コロナによるパンデミックスにより世界は大きな影響を受けている。

これは確かで、毎日のニュース報道を見ていて分かる。

しかし、コロナ禍が終息した後の世界がコロナ前とどう変わるかは色々な見解がある。

そして、その見解はそれぞれ納得出来る点はあるが、自分の周りや自分の生活がどう影響を受けて変わるかと言うと少し違う気がする。

過去のパンデミックスは世界の経済構造を大きく変えて、人々の暮らしを変えたのは確かな様だ。

今回のコロナ禍は、既に大きく変わり始めていたグローバル経済の変化を急激に後押ししただけの様な気もする。

イビツな成長を遂げ地球環境を破壊し後戻りの出来ない危機への道を進んでいた人類に、立ち止まって自分達の立ち位置を再確認する時間を与えてくれたのかもしれない。

 

2.【IT技術は確立も、利用が停滞していた。それがコロナ禍で大きく前進した】

ITの活用は、技術的には確立し使えるレベルになっていたが、大方の企業や組織が受け入れるまでにはなっていなかったのを、オンライン会議の様にそれしか無いと追い詰められで取り入れるに至った。

一方で、止められた経済は大変な被害を受けてはいるが、成長一辺倒の経済から本当に必要な経済活動を選択しようとしている。産みの苦しさを受け止めている様にも思える。

 

3.【シニアは消費を止められ、生きがいの為にも新たな社会貢献策が必要】

我々シニアはコロナ感染による死亡リスクの高さから活動の自粛を余儀なくされている。

元々、経済的には生産ではなく消費による貢献が中心だが、それが消費も止められた。

コロナ禍後、その役割を何に求め社会的な貢献が可能かを真剣に考えなければならない。

何もしなくても良いと割り切れるほど人は単純では無い。

社会的な役割を探し行動するのは我々自身の為なのだ。

それ無しでは多分、生きる目的をなくしたシニアは生きられなくなる。

 

4.【企業とシニアをつなぐNPOが、企業のシニア活用を推進する】

ヒントはビデオ通話、オンライン会議にあると思う。

シニアは多くの経験と知識を持っている。

そして拘束時間に余裕があれば、スポット的な対応は可能になる。

ただ、不足しているのはITリテラシーだ。

つまりITを正しく理解して利用するスキルだ。

だから、シニアと企業をつなぐNPO(非営利団体)が必要となる。

今までは企業側もITを外部とのコミニケーションに活用出来なかった。

しかし、コロナ禍により在宅勤務を採用する企業が増えてきた。

その為の企業インフラも投資された筈だ。

企業側のニーズが増加してNPOとのコンタクトが高まれば、潜在的なシニアスタッフの開拓は容易に思う。