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20/10/25 定年後の生き方モデル

四日市市の市民大学Cコース「人生100年!変えやな 変わらな」の四回目「女と男のルネサンス」映画監督高野史枝さんの講師

2時間の講演は2本の映画の抜粋を見たり、高野監督の自己紹介や何故映画を作るのか、あっという間に終わった

監督デビューは遅いかもしれないが、年齢を経る事は経験を増し交際関係が増えるという財産が増えるというのは共感した

「厨房男子」はご主人のフランス料理のフルコースでお客さんをもてなしたり、農業を営みながら農作物を巧みに料理する若者の姿を通じて男が料理する事の手近さや意義を描き出す

「おつさんずルネサンス」は愛知県大府市のメンズカレッジを通して定年後を生き生きと暮らす男達をドキュメンタリーで紹介している

リタイヤして家庭に入ると奥さんから疎まれ居場所が無くなるオッサンは多くの女性が必ずと言って良いほど経験し困っている様だ

(私がどうかは言及しない)

男はリタイヤしても裃を着て、なかなか周りに打ち解けない

それは私もリタイヤ後、おばさんとオッサンの違いをまざまざと見て来たから良くわかる

何とかしたいと努力するが上手くいかない

メンズカレッジを運営する女性スタッフは「男性は仲良くなるまでに半年はかかる」の言葉にも納得がいった

だから年間23回(凄い)も無料で開催する講座でそれぞれの参加者30名の役割分担を変える工夫を通じて笑顔を溢れる様にしている様だ

すると私達に必要なのは、その様な「場」をどの様に作り維持するかを自ら考え実現することだ

メンズカレッジは運営して30年経過するとの事

その間のスタッフの努力の積み上げには敬服する

受講者は最長4年受講可能とのこと

そして卒業するとOBの団体男楽会がありメンズカレッジの運営に協力している

今日の講演は今後の生き方に刺激を受けるものだった