中日新聞の11/8サンデー版に「デジタル教育格差」が掲載された
今の日本のデジタル事情が上手くまとめられている
『
1.コロナ禍で学校教育にオンライン授業を取り入れ休校の遅れを挽回しようとすると「格差」を拡大しがち
2.コロナ禍で非正規を中心に雇用情勢が悪化し家庭のデジタル機器や通信環境に格差が広がっている
3.授業への利用はOECD(経済協力開発機構、現在世界37ヵ国が加盟)で最下位
これは驚くべき事実であり憂慮すべき事だ
4.自治体間の差が大きく、学校でのICT(情報通信技術)の整備が進んでいない
パソコン1台当たりの児童生徒数が日本全体で約5人(つまり5人に1人しかパソコンがない)
5.家庭収入によりICT普及率が変わる
年収200万円未満はパソコン普及はわずか3割
6.中学生のマイPC保有率わずか8%
家庭で親のパソコンを借りてリビングでオンライン授業を受ける事になり教育効果に疑問がある
』
まず学校のパソコン設置数を飛躍的に増やす必要がある
しかしデジタルに強い教師がいなければ、セキュリティの設定や個人利用のインフラ整備が出来ない
パソコンは日進月歩の技術なので初期設定しても直ぐに陳腐化する
常に最新の設定にバージョンアップしなければならない
そして通信環境をリニューアルしてクラウドサービスを適切に活用する必要がある
つまりデジタル音痴の教師ばかりではパソコンを設置しても無用の箱になる
これは家庭にも言える
家庭には光ケーブルを引き無線LANの環境が無ければクラウドサービスが利用出来ずパソコンを使いこなせない
これは経済的に負担がかかる
しかし日常的にパソコンを使わなければ習熟に遅れる
児童のパソコン教育は国の基本施策として重要なので教育手当の一貫として補助すべきである
パソコンの様なICTは古い世代の教師には馴染みが無く、ともすれば彼等のプライドを傷つける事も起こる
若い教師だとて早熟な中学生に知識で後塵を拝する事もある筈だ
だからと言ってICT普及を妨げて世界の後進国になるのを傍観して良いはずがない
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