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行政とスマホ

スマホは普及してる。

高齢者の多いこの団地でも80%を超える人は所有している。

しかし、スマホ同好会は会員募集してるが反応が無い。

使い方に慣れてバリバリ使っている様に思えないが何故だろうと考える。

一方で日本と言う大きな範囲で考えてみた。

マイナンバーカードがポイント・サービスを動員してどうやらカード取得予定が80%を超えた。

それで色々な申請をアプリ「マイナポータル」で出来る様になったと聞いてやってみた。

(公的年金の扶養親族等申告書)

案内のパンフレットに従いやろうとするが、パンフ通りの画面が表示されない。

あちこち触って何とか目的を達したが随分と時間がかかった。

分かりにくいのである。

これでは利用するのに躊躇う人が多いと思った。

それでなくても、個人情報の漏洩を懸念して反対する人が多いのに、操作方法が洗練されていないのは問題だと思う。

もう一つ、日本人には「恥の文化」がある。

そして「均質化社会」だ。

中国・韓国ではスマホの普及、デジタル決済の普及が進み、キャッシュレスが浸透している。

目的地をスマホで検索してドンドン進む。

素敵なお店も情報共有して人で溢れる。

貪欲なまでにスマホを利用している。

この積極性(間違いや失敗を恐れず挑戦する)は日本人と大きく違う。

日本人ならば、それらの積極性は失敗した時に恥をかく、とか自分だけ突出して目立つのを恐れるだろう。

だから、行政も私達サークルも利用者・会員からのアプローチを待つのではダメなのだ。

そして、利用しやすい土壌(操作方法)を準備しなければならない。

日本でデジタル文化を根付かせるには、他の国とは違い工夫が必要だと思う。