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21/1/2 年頭所感

若い頃から毎年年始には「年頭所感」を書いていた

過ぎた一年を振り返り

新しい一年を何を目標にどう行動するか

色々な視点から反省し少しでも長期的な目標を考えた

 

毎年作成して、全く出来なかった事も少し出来た事もある

目標は変化するし肉付けする内容も多くなる

 

その積み重ねで今にたどり着いた

年頭所感は大切な指標になっていた

見失いがちな事をつなぎとめて来た

 

それが今年は年頭所感を作成出来ない

と言うか作成する必要が無くなった

ある意味、毎日の様に何を目標に残日(残された日)を過ごすかを意識している

 

会社務めの時には仕事だけに忙殺されていたとは言わないが、自らの事を考える時間が限定されていた

サラリーマンは気楽かもしれないがやはり四六時中意識のどこかに仕事があったのだろう

だから年末年始の休暇に集中し一年間を棚卸しして次の一年の目標を考え抜く時間が必要だったとも言える

 

今はその必要が無くなり、しかし代わりに老いと向き合う時間が多くなり、自然に残日を意識する

大切な事が「自分の事」ではなく、「皆の事」になる

 

「皆の事」はボランティアではない

自分の大切な時間を費やすが犠牲にするのではない

自分と共にある仲間たちがどう過ごすかを気にかける事と言える

 

昨年はコロナ禍の為に余計にそれを意識して過ごして来たかもしれない

 

リアルな交流が制約を受けて、ITを利用する環境が一気に進んだ

この流れはコロナ禍が収束しても止まらない

 

どの様な技術の進歩があり、どの様に我々の生活に入り込み変化させるか

 

それを見極めるのが生きる目標の一つになった

そんなに遠くない未来に思える