下記は、中日新聞の1月9日の記事を参考にしています
3D(三次元)CGで作成された「バーチャルヒューマン(VH)」の仮想空間での公道ライブがインターネットで配信された
昨年12月20日、四人組のレゲエグループ「湘南乃風」である
その身体は生身ではない
別の場所にあるスタジオで人の動きをセンサーで記憶する「モーションキャプチャー装置」を体中につけ歌や振り付けをそれぞれのVHで再現している
リアルな見た目は驚くほど精細である
3DCGの動画技術はハリウッド映画で1990年代から実用化されている
日本では三年ほど前からVHがネット広告に登場している
大容量のデータを瞬時に送受信出来る次世代通信規格「5G」が普及すれば高精細で滑らかVHの動画を受信する端末もスマホからスマートグラスなどに替わるとみられる
問題は悪質な動画を捏造するディープフェイクだ
米国でトランプ大統領の四年間でフェイクの危険性が明らかになったが、精細な動画ならばその危険性は更に拡大する
各種のエンターテイメント公演がコロナ禍で制限を受ける事態が長引いている
VHへの需要が一気に高まって技術もインフラも急速に進展する可能性がある
ディープフェイクが社会の混乱や分断をこれ以上拡大しない為にルール作りが急がれる
しかし、どう考えても米中の対立があり個人の権利に対する理念が異なる国家間の統一ルールの作成は容易ではない
巨大なプラットフォーマーであるTwitterや Facebookがトランプ大統領のアカウントの停止を決定した様に、その悪影響の甚大さが明確になればルール作成に道は開けると思う
人類の叡智に期待したい
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