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21/2/19 iPhoneのセキュリティ

MacのプロセッサがIntel製ではなく、Apple製のM1プロセッサに切り替わり、パーフォマンスが劇的に向上し更にバッテリーの保ちが素晴らしいと評判だ

まだ買い替えるには早いと思うが何となくソワソワしていた

そこにセキュリティの高さをアピールするニュースが入ってきた

 

iPhone、iPad、Macと保有して使い勝手の良さの一方でお値段が高いという気持ちがあるが、安心・安全の対価と思えるニュースである

以下抜粋します

 

林信行氏,ITmediaの記事から

『Appleが業界最高水準セキュリティの全貌を明らかに』

 2月19日未明、Appleの公式ホームページが更新され「Apple Platform Security」という200ページ近い英語の電子ブックレット(PDF)が公開された。

(中略)

Appleがセキュリティ関連の機能をデザインする際に重視していることがいくつかある。1つ目は「ユーザーを中心に考えること」だ。

 例えばTouch IDやFace IDの採用に至る経緯を例に挙げよう。これらの機能が出る前から、Appleはパスコード(最初は4桁だったが、後に桁数が増えた)を知っている人しかiPhoneの中の情報をのぞけないような設計を取り入れた。これは珍しい方法ではなく、Apple以外も、大抵のIT企業はセキュリティを大事に考えているので、同様のことをしていたと思う。

 ただ、ここでAppleは調査を行う。ユーザーは1日あたりiPhoneを平均80回アンロックしているが、その度にパスコードを打ち込むのは面倒という理由からパスコードを設定しているのはわずか49%であることが分かった。

 ここで大抵のIT企業であれば、それはユーザー側の責任として問題を放置するか、あるいは全ユーザーにパスコードの使用を強制させるということをするだろう。しかし、Appleはそうせず認識スピードも速く使いやすい指紋認証のTouch IDを採用。パスコードで情報を暗号化するのはそれまで通りだが、指紋認証でパスコード入力を省略できるようにした。これによりパスコード設定率は92%にまで向上したという。

(中略)

Appleのセキュリティに対するアプローチで、もう1つ他社と大きく異なる点が、プロセッサも含むハードウェア、そしてOSを含むソフトウェア、さらにサービスの全てが一丸となって実現していることだろう。ここはAppleの大きな強みで、他の多くの企業は、そもそも作っているのがプロセッサだけだったり、PCやスマートフォンの本体だけだったり、OSだけだったり、アプリだけだったり、その上で提供するクラウドサービスだけだったりする。

 Appleは特定ハードウェアをベストな製品に仕上げるために、それ専用のプロセッサを作り、それ用のOSを作り、そのためのアプリやサービスを用意しており、これらが一枚岩となって機能する。

 この状態が先に出来上がったのはiPhoneで、iPhoneではプロセッサもいち早くApple独自のものに切り替わり、iPhoneの電源が入って真っ先に動き始めるプロセッサが既にしっかりとOSの起動プロセスなどから他者の侵入を防ぐ安全な設計になっていた。』