文藝春秋9月号の巻頭随筆の藤原正彦氏の一文に共感を得た。
「グローバリズムは九十九%の国富をやがて上位1%の富裕層に集中させるシステムである。
経済が全ての思想であり、決して人間を幸福にしない。
文化、芸術、伝統、国柄、学問、人情など金銭で計れないが人間にとって大切なものを軽視するからである。
経済ルールが国家や民族の上に立つから、自分達のことは自分達で決める、という民主主義とも相容れない。」
コロナ禍でその行き過ぎに少し歯止めをかける動きもあるが、止められないだろう
歴史の歯車は一旦動き出すと止められないのは人類の歴史が証明している
インターネットを利用した便利な生活に歯止めをかけると言われると私も反対するだろう
しかし、人工知能(AI)を使いビックデータを解析して個人のプロファイリングが容易になった現代社会が行き着く先は真に人類の知恵が試される曲面だろう
藤原正彦氏の一文が良識ある人々の危機意識を触発し行動を促すキッカケになって欲しいと願うばかりである
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