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メモはアナログかも

スマホを使い始めて12年以上経っている。

昔からメモ魔で文房具好きなので手帳形式で紙ベースのメモを使っていた。

そんな私がスマホの「メモ」アプリとどう付き合うか?

 

会社勤めの時は紙ベースから離れられなかった。

多様なメモ取りの瞬間を逃さず、そして後から整理するのに紙ベースは必須だった。

しかし、リタイヤすると文房具を片付けてメモ取りはスマホアプリを使う様になった。

のんびりと過ごす生活のメモは実用に迫られるものでは無く、

しかし使い回しの効くフレーズや思い付きが多くなりデジタルが役に立つ場面が多くなって来た。

コピペが多い、カテゴリー分けが多いのはデジタルに向いている。

それでずっと過ごしてきた。

 

所が最近少し、じっくりと考えを巡らす課題が複数出始めた。

何回もそこに戻っては書き加える。

或いはそれを眺める。

試しに紙にそれを書き直すと眺めやすい。

書き足したり印を付けるのはデジタルでも出来るが、鉛筆で書くとその時の雰囲気が甦る。

デジタルの画一的なテキストと違って癖のある文字に込められた思いが記憶を呼び戻す。

これは紙ベースの特権に思える。

簡単なメモもいつ頃書いたかを思い起こせば辿り着くのも容易だと気がついた。

 

どうやらメモはアナログの方が優れているかもしれない。