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19/11/1 頑固な高齢者に赤い服を

赤系統のワードローブを着始めたのはいつ頃からか。

単身赴任で家族と離れて暮らし、プライベートで小さな冒険が出来る様になってからだから、

やはり50歳前後だろう。

それまでは青系統が中心だった。

プライベートのドレスシャツを赤系統にしたが、あまり違和感なく着られた。

着ていると何となく気持ちも明るくなる。

家族もそんな自分を頑固な親父が少し変わったかなと思っただろう。

60歳を過ぎるとパンツも赤系統になる。

これは柄物ではなく赤の面積が広いので着るとインパクトがある。

愛妻も少し驚く。

真紅のパンツを家で着ていて、たまに妻の来客があると微妙な顔をしている。

そして後日妻と外で会って必ず赤いパンツの話がでる。

まあ概ね好評だが。

私自身はそれで外出すると、少し身構える。

都会ならそんな人は多いが田舎では稀だ。

見られている感じがする。

自然、背筋が伸びる。

変な事はしにくい感じだ。

自分の周りを暖色系のカラーを多用すると、

気持ちが明るくなり前向きな気持ちになるのは私だけでは無いだろう。

コミュニケーションが下手で孤立しがちな高齢の男性は、

奥さんが少しずつ着るものに赤系統を増やしたり、

部屋の置き物や雰囲気を暖色系にすると変化が訪れると思う。

まだまだ続く人生だから明るく暮らさなくては。