日経のコラムに権藤博氏の「コミュニケーシヨン不要論」が載った。
彼のコラムは興味深く読んでいるのだが、これには驚いた。
しかしプロ野球のコーチと選手の間の事なので、徒らにコミュニケーションが弱いから負けるという世論への反論と分かり納得した。
しかし、一般の人にはそうはいかない。
人間の社会の一番の課題は対人関係なのだ。
人とのコミュニケーションをどう適切に取るかで皆悩むのだ。
コミュニケーション能力が高い人がチームや団体で仲間を得られ力を発揮する事が出来る。
コミュニケーションの手段が言葉だけと思っていると間違える。
顔の表情は強力な伝達手段で有り、その効果に気付かない、或いは過少評価していると随分損をする。
実はこの事は若いうちに気付くのは要領の良い人だ。
女性は比較的早く気が付く。
昔から愛嬌を大切にせよと教え込まれるからだ。
ところが男はだめだ。
笑うな、歯を見せるな、等と指導される。
うっかり愛想笑いをすると、馬鹿にされる。
そんな訳で、その経験を引きずっている男性老人は生涯苦労をする事となる。
かく言う私もそうだ。
今からでも遅くは無いと笑顔を作る訓練をするが、どうも居心地が悪い。
しかし、何とか慣れなくてはいけない。
慣れるコツを身につけて、周りの愛想の無い男性高齢者とコミュニケーションを取り、彼らにも笑顔の効果を納得してもらわなければならない。
しかし、気が重い。
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