NHKテレビの番組を見て、1年間の関係者の仕事の進め方や努力に感銘し、そしてその成果に感動した。
AI(人工知能)を使い人々が知恵を絞り、死後30年の歌姫を再生させた。
それも美空ひばり本人が歌ったことのない新曲を披露するのである。
生演奏の下、VRの美空ひばりが歌う声、姿、所作に、観客として出席した縁者、ファンが涙していた。
それだけ本人を再現出来たと言うことだ。
私も思わず涙が出た。
天才の声の秘密に迫り、歌のみならず「語り」と言う難問にも取り組み、嘗てのファンの辛口の批評にハードルを上げなし遂げた偉業と思う。
AIの技術が先を行くのではなく、人々の熱い思いをAIがサポートして成し遂げると言う事が大切だ。
この技術は双刃の剣で、悪用すれば大きな弊害を生むのは間違い無い。
従って、悪用を防ぐルール作りを急がなければならないのだが、極めて広範な適用範囲であり悪用方法も無尽蔵にある。
先ずは、開発母体に網をかける形でなければならないが、グローバル世界を網羅するルール作りは困難を極める。
いよいよAIの利用と言うパンドラの箱が開かれた。
もう後戻りは出来ない。
人類にとって多分滅亡への道なのだろうが、人類の叡智が滅亡への道を軌道修正する事を願うばかりだ。
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