日経新聞1/9朝刊。
「逆境の資本主義」シリーズで、グローバル経済が変調をきたし、保護主義に走ろうとするリーダー無き世界の迷走の原因を探っている。
ミレニアル世代と言われる生まれた時からデジタル機器がありインターネットに親しんで来た世代は、日本でも人口の2割に迫っているのだろう。
彼らは過去の世代に比べモノへの欲求が低い様だ。
個人で所有せず共有するサービスが広がり、モノは最小限の保有にするミニマリストが台頭する由縁だ。
彼らとて欲望の総量は他の世代とは変わらないが、欲望の矛先が変わったのだ。
旅行や体験、人との共感への関心がより強いのだろう。
モノが溢れる時代に育った彼らの欲望の向かう先を的確にとらえる事は簡単では無い。
彼らがモノの消費を減らせば、当然モノの大量生産によるコストダウンは望めず高くても付加価値で売れる商品が生き残る事になる。
今まで成長一辺倒で走って来た資本主義が方向転換すべき時が迫っている。
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