1/12日経朝刊のコラム「風見鶏」に興味ある内容が掲載された。
全国から「くじ引き」で選ばれた市民150人が気候市民会議の議員となり「社会的公正を守りながら温暖化ガスを2030年までに1990年比40%削減する」ための正式な政策と財源を策定している。
最終案の発表は今年4月だ。
この試みは「黄色いベスト運動」に苦慮したマクロン大統領が国民大討論会を重ねた末、新たな民主主義の手法として提案した。
人口構成を正確に反映するよう性別、年齢、職業、学歴、居住地を基に議員を抽出したミニフランス社会だ。
現在の民主主義は欠陥が露呈している。
「本来は我慢しなければ回らない民主主義が、トランプ大統領の様な幼児化した指導者に刺激され、目先の利益に飛び付く動きが表面化した」
日本の政治家も票田ばかり気にして、高邁な理想を追うことを放棄している。
それならば、市井の人をくじ引きで選んで難題に向き合ってもらう方が正しい答えを得られるかもしれない。
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