今日1/25四日市で三重大学の研究フォーラムが開催された。
毎年、県下の市町を選定して、その歴史・社会・地理・環境などを総合的に調査研究し、三重県地域の文化と社会の特色を明らかにすることを目的にしている。
冒頭の朴副学長による「四日市公害の歴史とそれを乗り越え環境を回復した四日市学を、今こそ世界に発信する時である」という基調講演は説得力があった。その後
大学院生・学部生が7つのテーマで発表した。
北勢の歴史や産物に関連したテーマや、今まさに対応を迫られている「引きこもり」、「四日市港のテロ対策」、「教員の働き方改革」、「空き家の管理」等の研究が提示された。
三重大学は地方大学として特色を活かすべく積極的にテーマを選択して取り組んでいるのが伺えた。
しかし、これらの難しいテーマは単発ではなく、学生の調査・研究をシリーズで取り上げて掘り下げる事で実態に迫り問題解決の糸口となる。
取り上げられたテーマはいずれも単純な結論を許さないほど複雑な伏線を有している。
是非、三重大学大学院人文社会科学研究科が更に力を注ぎ取り組んで欲しい。
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