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'20/1/27 ネット社会のマスメディアの役割と政治家

日経新聞1/27「核心」に「中庸の世論どう作る」と掲載された。

「ネットには極端な議論だけを拡大して見せる特性がある。

ネットで見える世論を真の世論と見てはならない。

真ん中のサイレントマジョリティーの声を代表していない」

確かにそう思う。

ではどうあるべきなのか?

大阪大学の辻准教授は「マスメディアは基本の情報を提供するベースメディアとして両極の議論を橋渡しする役割を果たし、下げ止まりを図っていくべきだ」

東京工業大学の西田准教授は「マスメディアは全体の流れや構図を示すことが大事だ。イメージだけで動くと分極化するおそれがある。態度変容にはデータとファクトがいる。べき論の規範のジャーナリズムから、情報の整理分析をする機能のジャーナリズムに変わっていく必要がある」

以下は私の意見ですが、

新聞の購読者が減りじっくりとニュースを読み解く人は減った。

簡便で自分の好悪に寄り添うネットニュースの配信を読むだけで世の中の動きを理解したつもりになる。

この様な有権者の支持を得なければならない政治家が、サイレントマジョリティーを理解してそれにミートする施策を打ち出すのは容易では無い。

従って、支持を得ると言う視点から行動するのではなく、自らの信じる道を突き進みサイレントマジョリティーを引き連れる覚悟が無ければならない。

つまり落選して「タダの人」になる覚悟である。