歳を取ると反応が鈍くなる。
爪を研ごうと、ゴミ箱の近くに椅子を移動して腰掛けようとして、背もたれが無いので尻を滑らせ床に尻を打ちつけてしまった。
椅子に座る時にそばのテーブルに物を置くために視線を椅子から外して、目測を誤ったのが原因だ。
そして、尻が落ちる時に手を出すのが遅れて受け身が出来なかったので強く尻を打つ事となった。
目測のミスと受け身が出来ない事に年齢を感じてガッカリするのであるが
(もっとも受け身をすれば手の骨折かも知れずこれも怖い)、
一連の動作が若い時と違ってスローモーションで動き、自分の動作の思うに任せないのが悔しいのである。
幸い尻は湿布で治りそうなのは不幸中の幸いだったが、また一つ老を自覚する事となった。
こうして一つ一つ老身の自覚を積み増して覚悟を決めていく事となる。
これも大切な心構えだと負け惜しみを言う。
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