日経3/4朝刊の社説「パニック消費をあおる高額転売を許すな」から(中略多し)。
「新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクに続いてトイレットペーパーも店頭からほぼ姿を消した。
「不足する」とのデマ情報が流れたのをきっかけに、消費者が店に殺到するパニックが起きた。
パニック消費に拍車をかける転売業者にも大きな問題がある。
消費者の不安心理やネットの匿名性を利用して「高くても買わざるを得ない」という人に不当な高値で売るのは悪徳商法と呼ぶべき行為だ。
ネット通販や売買サイトの運営企業は、マスクや消毒液の入手経路を確認し、不当に利益を得る目的で出品された商品の削除に取り組んでいるという。
だが、いまだに度を超えた価格でマスクが売られ、オークションでは千枚以上の単位で出品されている。
トイレットペーパーも、デマ情報が流れた後に高値で売り出されていた。
対策が徹底されているとは言い難い。
ネットの普及で、誰もが簡単に商品を出品し、お金を稼げるようになった。
法的には問題がないからといって、売買の市場を運営するネット企業が高額転売を見逃していれば、消費者の信用を失いかねない。
危機の時にこそ企業の誠実さがあらわになる。」
私は、災害の度に発生する生活消費財の不足・便乗値上げに対する監視機関を立ち上げるべきだと思う。
ネットには、低価格.comと言うサービスが人気で利用者が多い。
この逆の「高価格.com」という監視機関が立ち上がり、そしてそれをSNSにアップするというのはどうか。
非営利でしかも不定期なので何らかの補助金が必要になると思うが、社会的な意義が大きいと思う。
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