米中の覇権戦争に端を発した世界貿易の異変、金融緩和により膨れ上がったマネーの行き場消失、そして新型コロナウイルスによる人の移動の封鎖等、世界的な不況の影が忍び寄っている様だ。
世界のリーダー達は、この病的な状況への処方箋を書けないでいる。
実に恐ろしい状況と言える。
世界の富が、設備を持ちモノを作る企業家では無く、デジタル技術を駆使して個人情報を集め、それを活用・売買する一握りの企業家に富が偏在して後戻りが出来ない情報優位世界になってしまった。
そこには、モラルも哲学も無いオセロの様な総取りの世界が見え始めている。
新型コロナウイルスが原因では無く、既に変調のエネルギーはマグマの様に蓄積しているのかもしれない。
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