札幌の妹からLINEにSOSが入った。
94歳の母は介護付き有料老人ホームに入居しており、近くに住む妹夫婦が時々訪れている。
最近の新型コロナ騒動でデイサービスも止まり、面会制限がある中で、母が転んで腰を痛めた。
目も耳も達者だが認知症が進んだ母は電話でも、話す事が同じ事の繰り返しで、ついつい電話するのが遠のいていた。
SOSはそんな私に手紙を書いて欲しいとの事だった。
早速、お花を贈った。
ずっと利用しているインターネットサービスなので簡便で助かる。
メッセージも送れる。
遠くに住む私にはこんな事しか出来ない。
昨年は札幌に行き、妹夫婦も混じえて近くの温泉に2泊したが、やはり近くに居ないと、世話をやけない心苦しさがある。
北海道の親から離れて就職したから、望む人生を歩めた、そして幸せな今がある。
しかし、一方で故郷を捨てたというひけめがある。
だから30歳代末まで毎年の様に帰省していた。
昔は飛行機のチケットを盆・正月に取るのは、往復分の予約と購入にそれぞれ手続きするから4回も名古屋に行った。
今の様にネットで簡単に購入出来なかった。
便利になったが、老母の老いて行く姿を見るのが辛くなり、頻繁に行けない。
待ってくれているうちに行かなければと思い返す。
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