近親者でもどの様な病気を持っているか知らないものだ。
まして、遠くに住んでいると会うこともなく、精神的な疾患は親が隠すから知らずに過ぎて行く事になる。
しかし、親がいよいよ対応に苦慮するとその事実を明かす。
ただ聞くだけでも癒しにはなるのだろうが、その時に正しく聞き取り対応したい。
それは発達障害だった。
甥はADHDの様だ。
仕事を上手く進められず、悩み鬱になった。
会社はADHDに対応するノウハウが無く退職を勧めている。
確かに中小企業では特定の業務に限定せず幅広い能力を求めがちである。
甥の場合は自分の能力の長所を見極め、それを活かす事が必要に思える。
成人の5%が該当するので、この疾患に対する社会的な認識が高まり受け入れるノウハウが必ず確立する筈だ。
以下は発達障害について触れた文献からの抜粋です。
「発達障害とは、注意欠如多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群などの自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(LD)などの疾患を全体的に指す言葉です。
他にも、さまざまな疾患が含まれます。
そのうち症例が多いのはADHDとASDであり、特に多いのはADHDです。
ADHDは「不注意」と「多動・衝動性」を主な症状としています。
落ち着きがないことや、ケアレスミスや忘れ物が多いことなどが、特徴として挙げられます。
一方、ASDの症状は「コミュニケーション、対人関係の持続的な障害」と「限定された反復的な行動、興味、活動」です。
人の気持ちがわからないこと、場の空気が読めないことなどに加えて、電車などの乗り物や列車の時刻表など、特定のことに強いこだわりを持つことが特徴です。」
「総人口に占める割合を示すデータはさまざまですが、成人においては、ASDは多くて人口の1%、ADHDは5%前後と言われています。」
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