中日新聞4/23朝刊に永井愛さんのコラム『公演中止求める「正義」』が掲載されている。
彼女の小劇場でのリスクの小さな公演に対し、コロナ感染を理由に公演中止を強硬に求める一ファンの存在が書かれている。
普段は温厚な人でも正義をバツクに公演開催を妨害しようとする電話には思い当たるものがある。
私の所属するサークルの3月の小コンサートにも「こんな時に開催するとは」という抗議の電話があった。
正義は一通りでは無い。
本当の正義など誰にも分からない。
現に感染が広がる世界では、経済の死による感染以外の死を避ける方策の重要性が高まっている。
この様な話を聞くと戦中の言論統制下の婦人団体の華美を指弾する姿を思い浮かべる。
普段の不満を、この時とばかりに正義を錦の御旗にして、ぶつけて非難する。
正義をかざし行動しようとする人を止めるのは、他の価値観を受け入れる余地を無くしているから議論が出来ない恐ろしさがある。
このコロナ禍の中、注意したい。
コメントをお書きください