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'20/5/7 大学の在り方を考える

日経5/6朝刊「コロナ禍で学費減免、対策は国立5校のみ 30大学調査」を読んで、

既に大学に入学しアルバイト等の学費を得る手段が閉ざされ途方に暮れている学生諸君を支援するのは当然だし、私学が全く支援策を打ち出していないのはその体質が「金儲け優先」である事の証左である。

そこで、コロナ禍の今は 現在の大学の在り方を考える良い機会では無いか?

2019年度の全日制大学の進学率は55%、定時制の大学の進学率は12%とある。

日本の抱える大きな課題に少子化がある。

その要因は多くあるが、教育費の問題が大きいと思う。

大学の進学率が高いが高等教育を必要とする人がそれほど多いとは思えず、

就職や昇進に有利と親が判断し、子供は目的もなく漫然と東京の大学に進学している。

人工知能が従来の仕事を代替し約束された栄達など望めない社会が迫っている事を知らなければならない。

大学で学ぶには、学ぶ意欲と秀でた知的能力が必要でその有能な人材が集まり切磋琢磨する環境が重要だと思う。通り一遍の知識を得る為ならば、社会に出て荒波にもまれながら充分に得られる。

昔と違って学ぶ機会は飛躍的に増えている。

アルバイトに精出して大切な時間とお金を浪費するのは国家的な損失では無いか。

厳しい言い方になるが、首都圏の大学は淘汰し、地方の大学の特色ある教育に投資すべきと思う。

在宅勤務をオンラインで推進し、地元で親と同居しながら就職出来る環境を整えれば地方の大学の質も向上する。