· 

歴史を学ぶと見えてくるモノ(その2)

歴史を学ぶと一番不思議に思うのは死生観である。

何故彼らはあんなにも簡単に殺される(或いは死を厭わない)のか?

時に一揆・謀叛・革命を起こすがそれは死を覚悟しないと出来ない。

しかし、敢然と権力に立ち向かう。

どうやら私達は平和ボケしている様だ。

医学が発達して栄養が豊富で平均年齢が80歳を超える時代に生けている。

死を覚悟出来ない人間に成り果てている様だ。

しかし、そんな国ばかりではない。

目の前に飢餓があり戦火が広がる国も多い。

そんな国では死が日常だから、やはり死を恐れず意義ある行動の為には死を恐れないのだろう。

私達はインターネットで世界のニュースを瞬時に理解出来る時代を生きているのに、

それを自分の痛みに感じない程麻痺してしまっている。