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'20/6/15 社会を変えたパンデミック(感染拡大)を考える

今我々は、まさに歴史の転換点に立っている。

新型コロナウイルスの脅威から身を守る事に終始しているが、社会が世界がどの様に変わるのかを見極める必要がある。

その意味でも過去の歴史に学ぶ事は多い。 

 視点1)今までの権威に対する疑いが強くなりそれを否定する動きが強くなる。

その否定を助けるツールの利用が進む。 

視点2)人との距離(物理的のみならず精神的にも)の取り方を見直し、本当に自分に必要なモノの見極めが進む。

 視点3)効率が良い、価格が安い事のリスクを見直し、安全に対する見直しが進む。

 過去の感染症のパンデミックの歴史は次の通り。

1.ペスト(6世紀、14世紀、19世紀)、特に14世紀はキリスト教の権威が落ち「人間らしい自然な生活を取り戻す」動きが強まり、ルネサンスや宗教改革につながる。

 2.天然痘(紀元前14世紀から1980年)、日本では奈良時代に流行し、農業政策が変わり「自分で開墾した土地は財産に出来る」として勤労意欲を上げて飢饉を乗り越えた。土地を守る為に武士が生まれた。

 3.スペイン風邪(1918〜1920年)、第一次大戦を継続出来なくなり終戦を早めた。 

4.新型コロナウイルス(2019年12月〜)、グローバル化のリスクの大きさを知ることとなり、「効率化」一辺倒の考え方が変わる。