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百科事典の復権

フェイクニュースが蔓延して何が真の事実か分からない時代が到来した。

出所が明確な情報が流れて来て、複数のニュースを確認出来れば良いが、

早い段階ではそれも不可能となる。

ニュースならば無視すれば良いかもしれないが、

歴史的な事実までもフェイクが多くなるといよいよ困る。

そんな筈ではないと思ってもフェイクが蔓延して事実がねじ曲げられるからだ。

ネットに多くの情報が溢れて誰でも簡単にアクセス出来る。

ググるなどと言われていたうちはその便利さを享受した。

そして百科事典は過去の遺物になってしまった。

しかし、今思うと膨大な費用と時間をかけて作り上げられた百科事典は

誤りもあるがその時点での解釈としては信頼出来るものだった。

紙ベースの百科事典は、

デジタル化されて新事実に更新されながら権威を保ち、

一定の需要が再興する様に思える。

私だけの幻想だろうか?