米国のIT大手のGAFAが独占禁止法に違反していなかったかを公聴会で問われる。
GAFAとはアマゾン(A)アップル(A)グーグル(G)フェイスブック(F)の4社を指す。
競争相手を不当に排除していないかを問われている。
世界の利益を独占しているとも言える程の巨大さであり、その巨大な力は人々の利便性や快適さを生み出し、そして一見安い商品・サービスを提供していると思われている。
しかし、それが見直されつつある。
目に見えない所で競争相手を排除したり取り込んだりして公正な競争環境を阻害していると非難されている。
多くの日本人もそのサービスを使い満足していると思う。
しかし、あまりに巨大化した為に独占の弊害が現れてきた様だ。
我々の個人情報もインターネットを利用する事で、その嗜好が解析され、欲しい商品が閲覧画面に自動的に現れる。
個人情報が多くの企業に転売され利用されている為だ。
莫大な利益を得ても巧妙な節税策で大衆への恩恵に寄与するのは限られている。
そして今世界はグローバル資本主義の問題に直面した。
中国の成長により国家機密の不法取得や偽情報による国政選挙の操作がはびこり、独裁国家の脅威が増している。
コロナ禍で分かった、医療品の中国生産依存で自国生産の不可能な国ばかりな事が大問題となっている。
中国生産により安い商品が得られると喜んでいるウチに安全を失っていたのだ。
GAFAの問題も同様だ。
便利だ、安いと利用するウチに全てを牛耳られている。
我々は便利さだけを求めて、何を失いつつあるのかを正しく理解しなければならない。
それは、個人が単独で行動しても力にはならない。
皆の疑問や危機意識を汲み取る組織が必要となる。
本来はマスメディアがその役割を果たすべきだが、バイアスのかかった報道しか出来ない既存のマスメディアに期待出来ない。
やはり米国のジャーナリズムに頼るしかないのか。
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