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'20/7/9 豪雨と老人の心得

梅雨前線がもたらす集中豪雨で九州7県と岐阜・長野で住宅被害が4,700棟と死者も多く更に被害は広がりそうだ。

気象庁の出す警報の避難を呼びかけるタイミングが適切かどうかも問われている。

そしてハザードマップによる危険予知の必要性も言われている。

身体の不自由な老人の避難の適否がいつも問われる。

今回も施設の犠牲者が多く出て、少ない職員で全員の避難は不可能だったと施設責任者の弁明があった。

個人の避難の遅れも、老人の「今までここは洪水が無かった。だから今回も大丈夫」等という声が避難を遅らせ災害を大きくしている。

異常気象と言う言葉が頻繁に使われ、異常が通常になっている現在の日本である。

私達が日本は温帯に属していると言う知識も「日本は熱帯」に修正しなければならない。

雨の降り方から気温、季節の移ろいの全てが熱帯になっている。

地球の長い歴史の中でより大きな変動が何回も訪れて生き物が絶滅している。

だから気候の変化に想定外は無いと覚悟しなければならない。

自分の身を守るだけではなく、周りの人への影響も考えて行動する事だ。

老人ほど最近の色々な変化に敏感になって情報を集め無ければ経験が邪魔をする。

俊敏な動きが出来ない老人は危険の迫っている事を察知する努力をして、自分の常識を疑う必要がある。

そうしなければ若者の邪魔をする厄介者になってしまう。

これは老人になった事を自覚している私自身の戒めなので、他の高齢者には不快かもしれませんがご容赦を。